眼球機能の低下による視力低下に対応した視力回復トレーニング
視力が低下する原因には白内障や緑内障、加齢性黄斑変性など眼の病気によるもののほか、眼の酷使による眼球機能の低下など様々です。
眼精疲労による視力低下は一時的ですから、休養により時間とともに視力は戻りますが、病気や眼球機能の低下を原因とする場合は、病気の治療や機能改善を目的とした対策が必要です。
眼球機能の低下が原因であれば、毎日の視力回復トレーニングにより視力の回復を期待できます。
近年のライフスタイルはパソコンやスマートフォンを注視する時間が長いため、眼球を動かす機会が減少することと、それに輪をかけてブルーライトによる可視光線の強い光による刺激で、眼球機能が低下しやすい状況が日常の中に溶け込んでいます。
眼球周辺の筋肉が収縮した状態が続くと、ピントを合わせる能力が低下します。
-
-
目が疲れたと感じたら?疲れ目を解消するツボのマッサージ方法
目が疲れたと感じた時に効果的な主なツボとマッサージ方法 目が疲れたと感じた場合は、周囲にあるツボをマッサージすることで解消できます。 ツボは東洋医学で発展した概念で、疲れと関係する部分を押すと改善が行 ...
加齢により水晶体が硬くなると、ピントを調節する力が落ちることで老眼が進むのと同じで、徐々に視力は低下していきます。
老眼は眼球機能の衰えが原因ですから、40代を超えた頃には近視や遠視に関わらず誰にでも起こる現象ですが、パソコンやスマートフォンの注視による眼球機能の低下も、徐々に老眼は進行します。
眼球機能の低下を原因とする視力の低下に有効な遠近トレーニング法
遠近トレーニング法には複数の方法が存在し、これらの進行を遅らせると同時に視力を回復することが可能です。
誰でも手軽にできるトレーニングに、遠近ストレッチがあります。
両目の真ん中の直線上、10センチから15センチ程度離した位置に指を立て、5秒程度両目でしっかりと指先を凝視します。
そのまま指を顔からゆっくりと遠ざけ、完全に腕が伸びきった状態で再び5秒程度凝視し続けます。
そのまま窓の外の遠方や天井の端など、指先より遠くに存在するものに視点を移し、5秒ほどその状態を保ちます。
その後再び指先を約5秒凝視し、顔から15センチ程度の位置に移動させ指先を見つめるまでが1セットです。
これを1日に5セットほど毎日続けることで、眼球機能の回復が期待できます。
雲霧法と呼ばれる5ミニッツ老眼鏡というトレーニング方法
別のトレーニング法として、「5ミニッツ老眼鏡」があります。
5ミニッツ老眼鏡の方法は、やや度が強い老眼鏡をかけて、5分程度遠くを見つめるだけです。
眼にあわない度の強い老眼鏡をかけて遠くを見ると、当然ながら景色はぼやけてしまい上手く遠くを眺めることはできません。
視界がぼやける状況が続くと、眼球は自然とピントを合わせることなく休養状態となります。
普段パソコンやスマートフォンの画面を見ている時は眼球が緊張状態にありますが、度の強い老眼鏡をかけることで眼球周辺の毛様体筋をほぐすことに繋がります。
-
-
近視に効果あり!100均の老眼鏡を使った視力回復トレーニング法
視力回復にはメガネやコンタクトレンズでの近視の過矯正に要注意 目はとても大切で体調と密接な関係のありながらも、日々の生活で最も酷使され、視力の低下や目の疲れについても放置されている方は多いです。 また ...
毛様体筋の緊張状態が改善されると、ピント調節力が向上し視力が回復するという仕組みです。
このトレーニング方法は眼科医でも良く用いられるもので、「雲霧法」と呼ばれています。
敢えてピントのあわない状況を作り出し、強制的に眼の機能を休めることで視力を回復します。
この方法の注意点は、ちょうど良い度数の老眼鏡を使うと意味が無いため、ピントのあわない老眼鏡を使います。
わざと見えない状況を作り出すというのがポイントの、面白いトレーニング方法ですよね。
このように日常生活の中でも比較的簡単にできる視力回復のトレーニング法はあります。
しかしながら、やはりプロの指導に基づいたトレーニングというのは、効果も出やすく確実性が上がりますので、自分の視力が低下してきたと感じたならば、しっかりとしたトレーニングを取り入れていくことをおすすめします。
但し、これはすべての事において言える事ですが、まずは現状把握が大事です。
深刻になればなるほど、自分がどのような状況なのかを客観的に把握する事が大事になってきますので、まずは眼科で診断を受けるところからはじめましょう。
そのうえで視力回復センター等の専門機関でトレーニングを受けるのも良し。
視快研のようなトレーニング専門店舗へいくのも良し。
そこまでお金をかけたくないという方でしたら、まずは自宅で出来るプロのマニュアルを入手して、手始めにトレーニングしてみるのも良いのではないでしょうか?
プロの視力回復マニュアルについてはこちらに書きましたよ。