眼科医で処方される点眼薬の効果は高い
視力が悪化するということにはいろいろな要因がありますので、それぞれの原因に基づいた対処を取る必要があります。
しかし、より一般的な原因としては、ドライアイが悪化することによってピント調節機能が落ち、視力が悪くなるというものですね。
そのため、眼科で診察を受け処方されるメディカル薬としては、ドライアイの症状を解決してくれるものが多い傾向にあります。
その一つが参天製薬のジクアホソルというもので、涙に含まれるムチンという物質の分泌を助ける成分です。
このムチンはドライアイによって不足しがちで、不足すると角膜がしっかりと保護膜で覆われなくなるため凸凹が生じてしまいます。
すると、角膜の表面で乱反射が生じるようになり、うまく光が網膜に届かず視力が下がるというトラブルにつながります。
そこで、ムチンを分泌させてあげることで、この現象を起こりづらくし視力回復を促すことができるのです。
これと似たようなメディカル点眼薬に、大塚製薬のレバミピドというものがありますね。
これもやはりムチンの分泌を促すためのもので、角膜の修復を促してくれます。
胃潰瘍の薬などとしてもよく用いられる成分で、組織の修復力がとても強いので、効果が実感できるのが速いという特徴があります。
ドライアイのために視力が落ちているケースでは、つけてすぐに違いが分かるということもありますので、とても使いやすい点眼薬です。
市販の目薬でもドライアイを軽減してくれるものも多い
このように、眼科医が処方してくれる視力回復に役立つ点眼薬は、ドライアイの改善によって効果をもたらします。
どうしても目の不調を感じるときには、迷わずまずは眼科にて診察を受けるようにしましょう。
市販の目薬でも、ドライアイを軽減してくれるものが多いですし、最近ではブルーライトによる強い光の刺激へも対応した成分配合のものも発売されていますので、眼科医に行く時間がないという人はドラッグストアなどで探してみるのも良いでしょう。
おすすめは、やはり第2類医薬品扱いの目薬で「サンテメディカル」や「Vロートプレミアム」などで、人間の涙に近い成分を含んでいて、涙液の補充をしつつ、更に毛様体筋のコリをほぐす成分配合もされた、市販目薬としては最高の成分配合目薬になります。
また、より目の保湿力を高めるための成分も含まれていますので、ドライアイをきちんと解決してくれます。
私自身はVロートプレミアムを使っているのですが、総合的な成分配合に加えて冷涼感もあって、とても気に入っている目薬です。
私はパソコン作業が多いので、いつも目薬は持ち歩いています。
仕事などでパソコンや文書、本に長時間向かっている人は、どうしてもドライアイが生じやすいものですよね。
そこで、眼科まで行けないとしても、こうした市販の目薬を定期的に使用するように意識して、眼の潤いを保つようにしましょう。
それだけでも視力回復のはっきりとした効果が出ることもありますし、少なくても目の疲れが軽減されてピント調節がしやすくなるなどのメリットがあります。
ブルーライト対策向きの目薬もあります
同じ目薬でも沢山の種類がありますので、どれを購入したらよいか迷ってしまうのではないでしょうか?
ブルーライト向きと言われている目薬は何か強化されているのかと言うと、ドライアイ対策と凝り固まってしまう筋肉を和らげるストレッチ系の役割を果たす成分が多めに配合されている目薬のことを指します。
例えば参天製薬ならば、「サンテPC」というブルーライト対策を前面に押し出した目薬を販売しています。
ビタミン系を多く配合し、更にタウリンの配合により、目の炎症や疲れに効果を発揮しやすくしています。
そして特に強化しているところが、「まばたき」の減少による目の角膜保護と、ピント調節機能を発揮する毛様体筋をコリを鎮めるところですね。
PC作業=長時間見続ける=ブルーライト
という考え方から、それらを前提として対策できる成分を中心に配合する事が、ブルーライト対策目薬と言えるわけです。
勿論、ブルーライト対策に限らず、PC作業者へ向けた対策用の目薬として考えて頂ければよいのではないでしょうか?
ロート「デジアイ」なども、このブルーライトであったりPC作業者向けである事を前面に出した目薬として発売しています。
「デジアイ」も特徴としては、ピント調節機能回復、それに炎症対策としての成分配合をしていますので、考え方は「サンテPC」と同じであると言えます。
ピント調節機能に働き、凝り固まった毛様体筋をほぐすために配合されているのは「ネオスチグミンメチル硫酸塩」と呼ばれる成分です。
そして角膜のエネルギー代謝を促進し、修復するために配合されているのが「活性型ビタミンB2」です。
この「活性型ビタミンB2」をFADと言いますが、この黄色のビタミンは強い光の刺激から目を守るために配合された成分であり、一般用眼科用薬承認基準内の最大濃度まで配合されているのも特徴と言えます。
どちらもブルーライト特化型目薬と言えるのですが、私の本当のおすすめは、サンテメディカルシリーズかVロートプレミアムシリーズです。
でも値段がサンテPCやロートデジアイの倍してしまうので、ある程度高齢者であれば総合的に成分配合されたプレムアム系が良いかと思うのですが、若い方ですとそこまでは必要ないかもしれません。
それならばこのブルーライト特化系の目薬でも十分に効果は得られますし、特化型と言ってもこの2つは共に、第2類医薬品になりますので、効果は期待できます。
サンテPCとロートデジアイについてもこちらの記事でまとめています。
こうして自身のストレッチや目薬のサポートを日常生活に加えていくことで、ブルーライトとも上手に付き合っていきたいものですね。