日頃の食事を意識して目や体の疲労回復に役立てる
長時間のパソコンで作業や細かい字を読む事は、眼球における疲労を引き起こしますよね。
当然、一転集中での作業となりますと、瞬きが少なくドライアイという症状を引き起こしやすくなりますし、加えてブルーライトの380nm~500nmの強い可視光線が目に飛び込んでくるわけですから、眼精疲労に悩まれる方も多いはず。
よく「ショボショボする」なんて言いますが、人間の身体にとって良くない事は誰もが自覚しているでしょう。
そこで目薬を挿したり蒸しタオルを顔に乗せる等、様々な改善策があります。
しかし食事面で日常的な改善をしていく事も出来ます。
疲れている時は食欲がなくなってしまいがちですが、疲労を復活させるために摂取するべき食べ物は沢山あります。
そこで今日は、栄養素の説明から食品を紹介していきましょう。
ビタミンA
涙量を一定に保ってくれる役割であるため、乾燥や充血から守ります。
ビタミンAが不足すると疲れやすくなる、と言われるほど健康には欠かせない栄養素です。角膜や網膜機能にも働きかけますから、病気対策になるという事も大切なポイントでしょう。
多く含まれてる食べ物はレバーやにんじん、小松菜やうなぎです。
ビタミンC
レンズである水晶体には、ビタミンCが多く含まれています。
透明度を良い状態で保つためには不可欠とされているため、こういった栄養素が不足していると透明度が無くなり“ショボショボ”になってしまうんです。
いつでもリフレッシュさせるためにも摂取は欠かせません。
いちごやブロッコリー、かぶ葉やミカンや赤ピーマンに含まれています。
野菜や果物を食べない方は自ずと不足しがちになってしまうため、目に疲れを感じた際は食べるよう意識しましょう。
ビタミンE
ドライアイや疲労だけでなく、老眼防止にも効果的な栄養素です。
血行促進を良くしてくれますから、体内から目薬効果を得られるという事でしょう。
目疲れに効くだけでなく、老化防止やお肌トラブルにも適しているため一石二鳥という役割を働きます。
たらこやかぼちゃやくるみ、アーモンドやヘーゼルナッツ等、種実類に多く含まれているという事で手軽に摂れるでしょう。
ルテイン
聞き慣れない栄養素、と言いますか正確には色素ではありますが、ルテインは眼球内に多く存在しています。
目の中心とも言える水晶体や角膜酸化を防ぐという、非常に重要な働きをしている色素になります。
乱視や老眼や近視といった身近な眼病から、白内障や緑内障といった大きな病気まで効果があります。
そして視力回復実験を行ったのもルテインで、実際に80人中79人の視力が良くなったという実例もあるほどです。
もちろん疲れやドライアイへの改善にも繋がりますから、積極的に摂取する事が重要ですね。
こちらはよく食べられている野菜に含まれていますが、内訳は少しであるため解消を実感するには難しい部分があります。
しかしキク科「マリーゴールド」という植物は唯一多く含めているという事から、サプリメントには抽出物が使用されているんです。
ルテインは体内で作り出すことの出来ない色素になりますので、サプリメントからの補給になりますが、昨今の疲れやすい環境においては、とても重要な補給すべき色素として、強くおすすめします。
ブルーベリー
眼と言えばブルーベリーですよねと言いたくなるほど、まず最初に思い浮かべた方も多いでしょう。
青紫色素でもあるアントシアニンという栄養素が効くとされていますが、この科学的な根拠はありません。
しかし、目に限らず体の健康を維持するという視点で考えますと、ブルーベリーは手軽に摂取できる事が大きなメリットと言えます。
ヨーグルトやジャム、キャンディやサプリメントとして色々な用途で活躍しているため、時間が無い時やお腹いっぱいな時でも体内に取り込む事が出来るわけです。
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黒酢
疲れ改善といえば、黒酢は血をサラサラにするという事が一番でしょう。
かすみやかゆみ、ショボショボとすっきりしない症状における多くは目使う事で引き起こしている乾燥や血流障害が原因となっているんです。
そこで黒図を飲む事で血流れは良くなります。
原因要素を解消へ繋がるため、自然にリフレッシュさせる事が出来ます。
血液がつまりにくい状態にするという事で健康な身体を手に入れる事も出来ますから、肩こりや首における痛みが気になる方にも向いてるでしょう。
まとめて改善し、すっきりとした生活を理想としましょう。
青魚
ドコサヘキサエン酸とエイコサペンタエン酸という栄養素は、視力向上に繋がると研究によって明らかになっています。
ドコサヘキサエン酸は記憶力を向上させるとブームになりましたが、青魚には眼球良くする効果もあると言われています。
またエイコサペンタエン酸はコレステロールや中性脂肪、血中脂肪を減らすという機能がありますから、肥満防止にもなります。
ニンニク
臭いが気になるという事から、食べる機会が限られてしまう食べ物がニンニクです。
それに独特な香りと味であるため、好き嫌いは大きく分かれるでしょう。
しかしニンニクは血流促進のために血管を広げたり、様々な栄養素をより動かす作用があるとされています。
眼精疲労や肩こり、神経痛にとても解消効果がありますからスタミナをつけるためにも沢山摂取して元気な身体を手にしましょう。
基本は規則正しい生活とバランスの取れた食事で強い体を作る事
目に関係する食べ物を中心にまとめてみました。
あれって思いませんでしたか?
そうなんです、目とは言いながらも結局は体にとってバランスの良い食事を心掛けることが、結局目にも良い食べ物なんだという事になるんですね。
このサイトではブルーライトというキーワードで目に着目しているわけですが、結局目の健康を考えていくと体の健康に繋がってしまうし、ストレッチや食事と言った日常生活の改善も目だけではないという事に気がつくかと思います。
必要な成分や正しい食事を心がけていても、生活自体が不規則では意味がありません、という事なんです。
寝不足をしてしまったり、飲酒喫煙に気を付けて身体を大切にしてこそ目を癒してあげる事が出来るのです。
内側から健康になれるよう、今後はどういった栄養素が何に効くか考えながら食事をしていく事で、健康な体を作りましょう。
特にデスクワークの多い方などは、どうあがいたところで多くのブルーライトを浴びながら、疲労を加速させてしまうわけですから、予防と対策も勿論大事ですが、根本的な体作りは最も重要なことだと言えるのです。
その中でも、目に特化している食べ物という点で着目すべきは「ルテイン」です。
ルテインはブルーライト時代だからこそ、とても重要な目の成分と言えます。
ブルーベリーと思われた方もいるかと思いますが、ブルーベリーの抗酸化作用については目のみならずアンチエイジングとして体全体に作用すると考えたほうが良いと思うのです。
でもルテインだけは、体内で生成することができない成分で目の周りにある色素ですから、外部より強制的に補給しなければならないのです。
通常の食事より摂取することを考えるよりは、時代の変化と割り切って、サプリメントでの補給をおすすめします。
ルテインサプリについても、ルテインであれば良いのではなく、より体に吸収されやすい、そしてフリー体と呼ばれるルテインとなりますと、どれでも良いわけではありませんので、私なりに10選という形で吟味してみました。