軸性近視まで進行した近視の視力回復はトレーニングでも難しい
日本人は近視になってる人の割合が多く、遠くがぼやけて見えてしまうという人が多いことが大きな特徴のようです。
眼球の中で屈折異常が起きている状態で、網膜の手前で外から入る光が焦点になってしまうことが原因になります。
網膜の上が焦点になっているのが正常な状態、つまりピントが合っている状態で、眼球の中の角膜や水晶体の屈折力が強くなることが原因の一つです。
眼球が伸びてしまった状態になるのも原因とされ、この症状になったものを軸性近視と呼んでいます。
水晶体が厚くなる屈折近視は、薄くすれば回復させることが可能です。
しかし、眼球が伸びた状態の軸性近視の症状は、水晶体を薄くしても効果はあまり期待することができないのが特徴になります。
軸性近視までも視力回復可能と言われるベイツ理論とは
軸性近視を回復することが期待できる方法がベイツ理論と呼ばれる視力回復トレーニングに活用される理論です。
一般的に用いられている理論では、遠近の焦点を合わせるために水晶体の厚みを変化させているとされています。
これに対してベイツ理論では、水晶体の厚みを変えるのではなく網膜が距離を変えて焦点を合わせているとしているのが大きな違いです。
焦点を合わせハッキリ見えるために、網膜を水晶体に遠ざけたり近くに移動させているとしています。
遠くの物を見る時には、眼球の上下左右で繋がっている直筋を手前に引き付けるようにして水晶体との距離を変更し焦点を合わせるのがベイツ理論で、近くの物に焦点を合わせる場合は、上下に繋がっている斜筋2本が締め付け眼球を伸ばしていきハッキリと見えるようにしているとされています。
正常な状態の時は、これらの働きがしっかりとしているため焦点を合わせることが可能です。
しかし、日常生活の中で受けることが多い精神的なストレスや近くを見すぎることが多い場合では、直筋や斜筋などが正常に動けなくなることがあります。
直筋や斜筋の状態によって遠視などになり、さらにバランスや眼球の形が崩れると乱視になるのが大きな特徴です。
ベイツ理論に基づき考案されたアメリカの視力回復トレーニング方法
ベイツ理論に基づき作られたのが、アメリカの眼科医が考案した視力回復のためのトレーニング方法です。
このトレーニング方法は、難しいとされていた軸性近視を回復することが期待できるとしていることが大きな特徴になります。
このトレーニングの特徴は、眼は使わなければ退化してしまうとしている点です。
しかし、使い過ぎたら壊れてしまうともされています。
眼の状態を正常に保つためには、適度な使い方が大切とされるのが特徴です。
これらはベイツ理論に通じるもので、ベイツはメガネを着用することを大変嫌っていました。
これは、「眼を使わなければ退化する」と言った理論を実践することでもあり、コンタクトレンズやメガネの着用は正常な状態を崩してしまうと言うものでした。
ベイツ理論の特徴は、大きな原因は外眼筋にあるとしていることです。
外筋筋は眼球に直接繋がりピント調節をしており、このバランスが崩れると変形などをしてしまい正常に働くことができません。
眼を正常な状態に戻すためには、外筋筋のバランスを整えることが必要としています。
外筋筋のバランスを整えるためにはトレーニングにより鍛えることが重要で、難しいとされていた症状を改善することが期待できるのが大きなポイントです。
ベイツ理論に基づいたトレーニングへの期待
ベイツ理論に基づいたトレーニングでは、眼球の動く範囲を広げることと動く速さを上げることが大切なポイントになります。
このトレーニング方法は、ベイツ理論を正しく理解していなければ正しく実践することができません。
この理論に基づいて眼を鍛えていけば、今までは不可能とされていた症状でも回復することが期待できます。
視力回復が不可能だと諦めていた人たちでも、ベイツ理論では積極的に眼を鍛えていけば見ることが難しかったものでもハッキリと見ることを期待することが可能です。
このような理論を根に持ちながら、現代風にアレンジと研究を重ねてきた視力トレーニング方法があります。
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