近視により視力が低下してしまう原因とは
視力低下の原因の多くが近視にある事は良く知られているかもしれませんが、何故近視になるのかを知っている人は少ないと言えるかもしれません。
まずは近視になる理由を知ってそれから対策をすることによってそれ以上視力が低下することを防ぎましょう。
まず近視となる原因ですが、これは近くを見続けることでその環境に対応して目の構造が変化することでおきていると考えられます。
具体的には目の水晶体というところが厚くなって、光の屈折率を変えてしまう事で、この症状が起きるようになります。
この水晶体を厚くするのは目の筋肉の動きによるものなので、この筋肉が近くを見続けると緊張状態を維持するようになり、常に水晶体の厚さを厚くしてしまう事で、近くを見やすい状態にしてしまうようになっています。
この状態が長く続くとこの遠くを見ても元に戻る事が出来なくなり、ピントを遠くに合せることが出来なくなり、近視といわれる状態になってしまうわけです。
目の正常な機能で進行してしまう近視へ効果的な対策方法の考え方
つまり、この症状は近くを見続けたことで、それに特化するように目の機能が追随したことによって起きたと言ってもいいでしょう。
近くを見続けたことが原因なので、その対策としてはまず近くのモノを見続けないという事が基本という事になります。
暮らしをしているとどうしても近くのモノを見る機会というのは多くなりますが、同じ状態で近くのモノを見続けるとそれに目が順応してしまって元に戻らなくなるので、近くのモノを見たときには遠くのモノを見るようにするか、目を閉じて何もしないで目を休めるという事をするようにするのが効果的です。
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近くのモノを見続けるという事は、目の筋肉を緊張させ続けるという事になりますから、この筋肉を休めて動かさないようにする、若しくは軽いストレッチのような事をするといいわけです。
ですから、近くのものをじっと見るような事があれば、目を閉じてじっくりと何もしないでいるという状態を作るようにしましょう。
時間的には一分程度を目安にすると良いかもしれません。
そして、軽く前後左右に眼球を動かして、遠くを見るようにします。
この時遠くを見る時には目に力を入れてみるのではなく、ぼんやりとゆっくり見るようにしましょう。
要は目のストレッチをしたいわけですから、目に力を入れていては意味がありません。
目のメカニズムは人間の体と同じように考えると解りやすい
目の筋肉はとても小さなものですが、その働きは普通の筋肉と同じように力を入れれば収縮し、伸び縮みさせることが出来るというもので、同じ状態をキープさせるには筋肉を緊張させる必要があり、この緊張状態が続くと披露して筋肉が硬直することになります。
いわゆる筋肉痛のような状態になったりするわけです。
この状況を改善するには筋肉をストレッチするときのように、目の筋肉もストレッチをさせてあげれば良いわけで、この時に無駄に力をかける必要はありません。
目を意識的に強く動かすというのではなく、ゆっくりと落ち着いて軽く動かすというような意識でストレッチをするようにするわけです。
そして、目を休める時には目をゆっくりと閉じて何もしないようにします。
目を閉じると涙で目の表面を掃除すると共に、目に水分補給をすることが出来るというメリットもあります。
ですから、目を閉じるというのは目の休息には一番良い方法だと言っても良いでしょう。
ここで目薬のようなものを考える人もいますが、目薬は目の休憩という意味合いよりは、目の掃除の役目であり、あるいは不足する栄養分の補填と考えた方が良いかもしれません。
目の休憩をするという意味では、別に目薬を必要とするわけではありませんから、目を休めたいときには目を閉じるだけで十分で、特に目薬などの刺激物を休む都度目にいれることを考える必要はありません。
それでも継続した業務として目を使い続けなければならないのであれば、十分に目的にあった目薬を使って目を休める、という方法は効果的ではあります。
ブルーライトのような強い光を見続けなければならない人にとっては、こんな目薬を選んでおけば間違いはありません。
まずは目をただ使い続けるだけではなく、時代の変化に伴った目の使い方と疲れ目の対策について意識することから始めてみましょう。