目の疲れは体の疲労同様に眠気と深く関係している
目の疲れと眠気には一見何の関係性も無いかのように見えますが、実は目も体の疲れと同様に眠気と関係していると考えても良いでしょう。
私達は「疲れる」ということを明確に感じ取ることが出来ますし、そのサインをキャッチする事が出来ます。
これは、単に肉体を動かしたときというだけではなく、目を使った時でも疲れを感じるという事が出来ている事に他なりません。
そして、疲れを感じると人は休息を取る事でその回復を図るという事をするわけです。
この眠るという事には大きな意味がある事はわかっていますが、そのシステムなどにはまだまだ分からない点も多くあって、眠る事の重要性については、解明されていない事も多いと言えます。
ただ、明確に言えることは眠る事によって目の疲れも、体の疲れも回復させることが出来るという事は、人間本来に備わった機能と考えても良いのではないでしょうか。
人間の体は睡眠を通して正常に保たれる仕組みになっている?
肉体の場合は眠っている間に筋肉を作るという事をしていますので、これによって、朝目が覚めると筋肉が生成されて疲労が回復しているという事が言えます。
その代わりに筋肉痛などの痛みを感じるようになっているという事も稀にありますが、これらの原因については科学的な分析はまだ全てが解明されているわけではありません。
少なくとも睡眠によってより効率よく体の疲労を修復しようとしている事は確かです。
眠りには人の体の機能を正常に保つという役割もあるという事が考えられていて、無理な事をし続ける事が出来ないようにしているという見解もあります。
生物は活動中にどんな事をしていても、肉体には様々な負荷がかかるようになっているので、夜になれば日中のブルーライトが減少し、メラトニンという眠気を誘う成分が分泌されて、半ば強制的に人間は眠くなるメカニズムを持っています。
しかし、特に集中してある特定の部位を使うと、強烈な睡魔が襲ってくるという事もあり、これは夜を待たずして更に強制的に体を休めるためのメカニズムが働いたためと考えられなくはありません。
目も体と同じように睡眠により正常な状態を保つように機能している
目を使った場合も同様で、集中的に目を使うような仕事なり作業をしていると、急に睡魔に襲われるという事は経験された方も多いのではないでしょうか?
眠気を感じるようになるという事は、何かしらの理由があって脳が睡眠の指令を出したという事です。
これが目の酷使によるものなのか、単調な事を続けてきた事による眠気なのかという事までは、この時点では解りませんが、少なくとも眠くなる理由があって睡魔が襲ってきたことは確かですよね。
眠気というものがどのような仕組みによって出てくるのかという事が、今はまだ明確に解明され尽くしているわけではありませんから、これをするとこれだけ眠くなるというような事が、関連付けて言えるような事にはなりませんが、目が疲れたという状況は、目の奥の筋肉を緊張させた状態が続いた結果起こっている現象になりますので、これが疲れと感じる原因になっています。
目の疲れが自律神経に影響を与える?
この目の筋肉が緊張した状態が長く続くと、血流が悪くなり目への酸素供給量が減ってしまいます。
するとその信号が自律神経に影響し、やがてその作用によって自律神経が乱れ、更に酷くなると「うつ病」という可能性についても、言われているところです。
通常であれば目の筋肉、つまり毛様体筋が収縮した状態が続くと、それが自律神経に伝わり交感神経が活性化してしまうことで不眠症や肩こり、うつ病などを誘発するのですが、自律神経への影響から、体を守るために急激な眠気を促すことは十分に考えられる事ではあります。
急激な眠気がどのようなプロセスで発生したのかという点については、あまりに症状が酷い場合には、やはり眼科の診断を受ける事をおすすめします。
体が自身を守ろうとして急激な休息を促しているのか、それとも既に眼精疲労へと発展し自律神経が乱れた事で、急激な眠気になっているのかは、専門医による診断結果で判断しましょう。
いずれにしても、目の疲れが酷くなった事で、それが眠気に関係している事は十分に考えられる事ですので、眠気が襲ってきたときには、出来る限り目を休ませるようにしましょう。
特に現代のパソコンやスマホ時代においては、目を常に酷使する環境が整っていると言っても過言ではありませんので、そのあたりについては次の記事で少し掘り下げてまとめてみたいと思います。
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